映画備忘メモ

すぐに色々忘れちゃうから、自分用の見たものを記憶に残すための記録

君の名は。

視聴 2016/09/19

監督 新海誠

 

 評 ★★★★★★☆☆☆☆

 

好きだよね〜〜ほんと、新海監督、こういうの。私も大好きだよ……ちくしょう。

ってなった。

 

とにかく、映像美。

そして、ストーリー演出。

この2つに尽きる。

 

3年のズレの話が出た時、やっぱりそうくるのか!?やっぱりか!?ってなったけど、でもそのどうにもならない!っていう障壁が、やっぱ…いいよね。

ベタだけど確実に盛り上げれるツボが抑えられてた。

 

彗星にしろ、東京のビル街しろ、糸守の風景にしろ、あらゆる場面の空にしろ、もうとにかく背景がきれいだった。これはもう新海監督の作品であれば今更わかりきったことなんだけど。それだけでもう一度劇場で見ても良いと思わせる映像美でした。

 

オープニングムービーがあるのもなんかいいね。アニメ映画でもテレビシリーズの劇場版でなければオープニングムービーがあるのって珍しくないかな、そうでもないか?

 

そして悠木碧ちゃんの圧倒的存在感。

 

私も探してる誰かに巡り会いたくなる映画でした。

シン・ゴジラ

視聴 2016/09/04

総監督 庵野秀明

監督 樋口真嗣

音楽 鷺巣詩郎

主演 

 

評★★★★★★☆☆☆☆

 

庵野監督がゴジラを撮ると聞いたときは正直コケるのでは…と思ったけど、才能と経験をMAX活かした特撮映画だった。庵野監督の今後活躍の広がりを圧倒的に見せ付けられた感じ。すいませんでした。

 

全体的には意思決定のプロセスメインで描かれていて地味といえば地味だけど、その分ゴジラによる蹂躙シーンの恐怖が際立って良かった。

蒲田上陸時形態の生物として未完成さが気持ち悪くて薄気味悪くてグッときた。

米軍地中貫通爆弾に背中を攻撃されたゴジラ放射線が東京を焼き尽くすシーンの圧倒的無慈悲さに戦慄。きっと地下に逃げた人達もダメだったんだろうし、そもそも地中貫通爆弾使ってる時点で地下への避難なんて形式的でしかなかったんだろうなぁ。

1度目に凝固剤を投入されたゴジラがポンプ車を焼くシーンにも、思わず口を覆った。ああ、総理だめだったのか…っていうシーンも。

 

政府が付けた作戦名はやたら長いし、ゴジラ凍結作戦はかっこ悪い、じゃあヤシオリ作戦だ。ヤシオリの響きがエヴァヤシマ作戦を彷彿とさせてよかったけど、ヤシオリってどっから来たんだ?と思ったら、あのスサノオの尊がヤマタノオロチを酔わせたお酒の名前が八塩折というらしい。ゴジラを活動停止させる凝固剤にはピッタリのネーミングで、今作で1番感心したかも。

 

ゴジラ放射線放出はまさにエヴァの使徒を彷彿とした。あと、例のBGMにはテンション上がるよね。

新幹線と在来線を突っ込ませるシーンと、立て続けに高層ビルを爆破してゴジラを押しつぶすシーンには興奮。

 

庵野監督は、エヴァをさらにリアルにやりたかったんだろなぁという感じ。ゴジラも生物感があってよかった。

 

それにしてもこのゴジラを見て、人間がゴジラを一方的に蹂躙する映画って感想になるのは理解不能。突然現れた未曾有の圧倒的災害に戦慄するしかない。

ゴジラ怖かった。特に目が。

 

めちゃくちゃおもしろい!ってわけでもないけど、じっくり観れる良作。

初代ゴジラが見てみたくなった。